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更新日:2023年11月29日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回の記事は、第4回・7回の続きになります。



まさかなことに第3回まで続いております当企画(誰得でしょうか)

リサイクルショップ店員目線から見た、大ヒットカテゴリである「遊戯王カード」の歴史を、今回も振り返っていきたいと思います。


前回の記事では2013~2014年までのおよそ一年分しか内容が進みませんでしたが(更新数を稼ぐためにわざとゆっくり進めているわけではございません)

今回も、その続きから書き綴ってまいりますので、引き続きお楽しみくださいませ。



⑧妖怪ウォッチ大ヒット!


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

「ゲラゲラポー、ゲラゲラポッポ、ゲラゲラポー♪」のテーマソングでおなじみ、「妖怪ウォッチ」の大ヒットは2014年の始まりと同時にやってきました。


妖怪ウォッチ第1作となるゲーム作品は2013年に発売していましたが、その当時は大きく話題になることもありませんでした。


しかしながら!

2014年1月のアニメ放送開始と同時に、一気にヒット街道を駆け巡り、妖怪ウォッチの名は全国区へ広まります。


それが遊戯王カードの歴史と何の関係があるの?

と言われそうですが、わざわざここで取り上げた理由として、「妖怪メダル」というアイテムが大ヒットしたことがカードゲーム界に巻き起こった大きな事件として、今も語られるレベルのお話です。


妖怪メダルってなんなの?」

という方のために簡単に説明いたしますと、これはゲーム、アニメの両方でキーアイテムとして使われていたもので、何百種類と存在する妖怪のイラストと名前が書かれたものになります。


「この街中には、あらゆるところに妖怪が潜んでおり、誰もが体験するあんなこと、こんなことは全て妖怪の仕業である」

というのが、妖怪ウォッチの世界観の基本的な設定であり、普段は目に見えない妖怪が人間に憑りつき、そこから様々な事件が主人公の周りで起こっていく、というのが毎回のストーリーにおける大まかな流れでした。


いつもは普通の友達が、突然おかしな行動を始めたり、普通では考えられないようなことが日常に起こったりと・・・そんな「異常事態」に対して、主人公は「これはきっと妖怪の仕業だ!」と見抜き、そこから妖怪とのドラマが繰り広げられます。


そして、最終的には妖怪と友達になり、友達になった妖怪からは自身の「妖怪メダル」がもらえて、その回のトラブルは一件落着、といったストーリーでした。


そして、手に入れたメダルは次の回以降で、「妖怪ウォッチ」というその名が示す通り腕時計型のアイテムにセッティングして使うことができ、セッティングされたメダルに描かれた妖怪が、再び主人公の前に召喚され、主人公の味方をする、という用途で使われるものでした。


妖怪メダルの説明が長くなってしまいましたが、こういった形でゲーム及びアニメで使われていた妖怪ウォッチ、妖怪メダル原作再現アイテムとして実際に発売されたわけです。


もちろん、ウォッチとメダルを揃えても実際に目の前に妖怪を召喚できるなんてことはなく、音や光の演出が楽しめる、所謂おもちゃの域を出ないものではありましたが、これがおそらくメーカー側ですら想像を上回るレベルの大ヒット!


当時、妖怪ウォッチの新品定価で6,000円~7,000円だったと思いますが、入荷後即完売、品薄状態が続き、中古相場がめきめきと上がり続けていたのを今でも覚えています。

確か、全盛期には20,000円近くまで高騰していたのではないでしょうか。


当時の勤務先でも、入荷するのに大変苦労した思い出があります。


妖怪メダルに関しては、遊戯王(久々にこのワードが出てきました。これがメインなのですが)をはじめとしたトレーディングカード類同様、シリーズ別にランダムに中身が封入されたパック販売のシステムが取られていました。


こちらに関しても、新入荷情報が出ると全国で朝から行列が出来るのは当たり前、中古相場はどんどん高騰(メダルに書かれたキャラクターによって人気・不人気がありましたので、一概に全て統一価格というわけではなかった点も、トレーディングカードに近いものがありました)の一途を辿っていました。


私の当時住んでいた地域では、「妖怪メダル付のアニメのオープニング・エンディングCD」すらも発売日に完売していたのを覚えています。恐ろしい人気でした。


そんな妖怪メダル、何がそんなに脅威だったかと言いますと、先ほどから少し触れている「販売形態がトレーディングカードに近い」という点に尽きます。

多くのリサイクル店では、この妖怪メダルシリーズはトレーディングカードコーナーで展開されているのが主流でした。

今では扱っている店舗も見なくなりましたが・・・悲しいものです。


当時の遊戯王・デュエルマスターズ・ポケモンカードといったカードゲームユーザーの中には、やはり子供も非常に多く、完全に子供をターゲットにした作品もあるほどでした。

少子高齢化社会と言えども、子供たちの心を掴んでおくのは商売にとって非常に大切なことでしょう。


そして、この彗星の如く現れた「妖怪ウォッチ」、完全にターゲットは低年齢層~大人まで、幅広く楽しめる内容になっていました。


アニメ・妖怪メダルは子供の遊び道具に、

ゲームは普通にストーリーも楽しめ、それなりに奥深さもあるため、子供~親まで楽しめる、

マクドナルドやUSJといったあらゆる場所に妖怪コラボが登場、もはや普通に生きていて目にしないことが無い、

そんなレベルのお話になりました。


アニメの大ヒットと、世の中の露出が上がるとともに、関連商品の売上も右肩上がりになり、まさに妖怪無双といった時代が繰り広げられているような様相でした。


しかしながら、何かがヒットすると何かが代わりに落ち込むのが世の常であり、カードゲーム界においても同様の流れが生まれてしまっていました。


いかに妖怪メダルが売れているといっても、ユーザーの財布が広がったわけではありません。


そこで、打撃を受けたのは既存のカードゲーム商品に他なりませんでした。


当時、私の勤務先でも妖怪メダルはトレーディングカード部門に位置していましたが、妖怪メダルのおかげで部門の売上全体が爆発的にアップ!!といったわけではなく、もちろん、全体的に見ても前年度との対比で150%以上をたたき出していましたが、妖怪ウォッチ以外のジャンルは軒並み100%を下回るような状況でした。

明らかに、ユーザーが移っているのを知らしめるような数値が出ていましたね。。。


これが一過性になるのか?

多少は落ち着く可能性はあるとは言え、継続的に期待できる売上なのか?

これは当時の私を含め、全国のリサイクルショップが抱えていた悩みだったのではないでしょうか。


そして、ようやく遊戯王に対する影響にも触れますが(お待たせいたしました)、私の勤務先では妖怪ウォッチの大ブーム以前に店舗のデュエル大会に出場していた小学生以下のプレイヤーが明らかに減ったな。。。というような事態は起こっていました。


幸いにして、当時の店舗は大学生ユーザーも多かったことから、運営に支障を来たすレベルの大打撃には至りませんでしたが、系列店舗によっては遊戯王の売れ行き、落ちすぎじゃね!?みたいな場所もありました。


そんな中、遊戯王も更に盛り上げるべく、「15周年記念」のイベント、商品がどんどん投入

されていく流れになりました。


過去プレイヤーの復帰を狙った商品展開も、この時期の大きな特徴と言えるのではないでしょうか。

この傾向は更に続き、2014~2015年にかけて更なる盛り上がりを見せてきます。

妖怪ウォッチ大ヒットの傍ら、今思い出しても流石KONAMIさん、と思えるような展開で、遊戯王は留まることなくカードゲーム界の王者に居座り続けます。


さて、妖怪ウォッチ大ヒットの時期に遊戯王はどんな展開をして、そして販売店としてはどのように映っていたのか?


この内容は、次回の第4回をお楽しみに!(え?)



◆最後に・・・


今回も、連載第3回として「ショップ目線から見た遊戯王の歴史」を記憶のままに書き綴ってまいりました。


今回は、自分で書いていて確信犯ではありますが、ほぼ大半が遊戯王ではなく妖怪ウォッチのお話になりました(ごめんなさい)


ある意味、妖怪ウォッチ大ヒットの影響を最も受けたのはポケモンシリーズではなかったかと思いますが、この大型新人によってカードゲーム界に与えられた影響は、決して無視できないお話であったかと思います。


当時の勤務先のお店でも、どんどん商品ラインナップと売上構成が妖怪に偏っていくのが目に見えるほどでした。


そんな中、遊戯王はどのように展開を進めたのか?

遊戯王のお話が全く進んでいないことに反省の気持ちを覚えつつ、次回に繋げていきたいと思います。


まだまだリサイクルショップにおける遊戯王の小話はございますので、次回以降も引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


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こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


すっかり春らしくなり、昼間は暖かい陽気に包まれるようになってきた今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか?(なんだこの始まり方は)


私は、花粉に悩まされ、ティッシュが手放せない日々を送っております。 ※本当にどうでもいい導入ですね。 今の時期ですと、新卒の方や、新しい環境で仕事を始めたばかりって方もいらっしゃるのではないでしょうか? 世の中にはいろいろなお仕事がありますが、その中でも私Kは、長年に渡ってリサイクルショップのお仕事に携わってきました。 今回は、そんな経験から「リサイクルショップの店員って実際に何をするの?」という視点で、ご紹介していきたいと思います。


お店の中には社員として勤務する方、アルバイトスタッフとして勤務する方と、何パターンかの形態がありますが、今回はアルバイトスタッフのお仕事について、書き綴ってまいりましょう! ①店内環境の整備・清掃

いきなりこんなこと!?と思われるかも知れませんが、お店にとって「清潔さ」は重要なポイントです。 特に、リサイクルショップという業態では、当然ながら「お客様のご自宅からお持ちいただいた物」が店舗で販売する商品になるため、中には処分の目的でお持ち込みされたものもあり、全てが新品の綺麗な状態とは言えないわけです。


また、古着などを取り扱っている店舗では、自然とホコリ等も出やすく、何もしなければ本当にあっという間に店内環境は汚れてきます。


ですので、いつでもクリーンな状態でお客様をお迎えできるように決まった時間に決まった箇所を清掃するのは、当たり前のように業務に組み込まれています。


私の働いていた店舗では、日常の清掃に加えて、月に一度のタイミングで会社の上層部の方々が店内を視察しに来られるというイベント?があり、その直前になればカウンター内やバックヤードはもちろんのこと、店外の草むしり、トイレの配管、壁の汚れ、エアコンフィルターなど、とにかく徹底的にやるのが通例でした。

本当に、あの頃毎月徹底的に頑張ってくれていたスタッフの皆様には感謝しかありませんね・・・。


こういった形で、店内のあらゆる箇所を常に清潔に保っておくのは、リサイクルショップに限らずどこでもあり得るお話ではないでしょうか。



②レジ・販売業務


お店のスタッフであれば、どうあがいても避けては通れないのが、販売・レジ業務ですね。


リサイクルショップでは、本当にあらゆるジャンルの商品が取り扱われていますので、商品の属性によってレジ操作方法が違ってくる、といったこともザラにありました。



また、〇%OFFのセールやイベントなども多い店舗でしたので(自分で考えて自分で首をしめていたこともありましたが)その時その時によって必要な操作が変わってきたりといったイレギュラーも非常に多くありました。


店長になると、裏方業務も非常に多く、レジに立つ機会はどうしても激減しましたが、たまに人員の都合でレジを行うと、割引率を間違えたりして余計に仕事を増やしてしまった、なんてこともあったのは、いい思い出です(あの頃のスタッフの皆様ごめんなさい)


私の頃はまだそんなに多くなく、あってもクレジットやID決済ぐらいのものでしたが、今ではPayPayをはじめ、キャッシュレス決済の手段も増えて、より一層処理が大変になっているのではないでしょうか。



③商品の品出し・陳列


次に、必ず毎日やることとして挙げられるのが、商品の品出しと陳列ですね。


これは、他の業務に比べてもやはり、「お店で働いている感」を感じられる一瞬ではないでしょうか。


リサイクルショップでは、品数が多岐に渡るため、そのジャンルの正しい場所に配置することが必要です。


本なら、作家名順に並んでいる、

ゲームソフトなら、メーカーやジャンルで分けられている、

古着なら、ブランドで分けられている・・・といった具合です。


リサイクルショップで働きだしたタイミングでは、自分の興味のあるジャンルしか細かくわからないことが多いですが、この品出し業務や、売り場の整理をしているうちにだんだんと勝手に頭に入ってきます。



④出張買取・査定のサポート


リサイクルショップでは、店舗で受付をするばかりでなく、お客様のご自宅にお伺いし、処分したい品物を査定する「出張買取」というサービスもあります。


この出張買取では、家具や家電品であったり、1つ1つは細かいながらも非常に量の多い買取を行うケースが大半のため、1人では間に合わないことが多く、大抵は社員+アルバイトスタッフの2人という組み合わせで訪問していました。


また、出張で買取査定をしに行くだけでなく、店舗で販売した大型の商品をお客様のご自宅へお届けに行くパターンもあり、そういった場合も基本的に2人で対応していました。


1人で訪問して、ソファーや洗濯機など、運びきれないものが出てきたらサービスとして目も当てられませんからね・・・。

私の勤務していた店舗では、女性スタッフを連れていくことはまずあり得ませんでしたが、力自慢の男性スタッフをよく駆り出しておりました。

あの頃頑張ってくれていたスタッフの皆様には感謝しかありませんね・・・。



⑤発送する商品の梱包


時代の流れとともに、直接店舗で商品を購入する機会よりもWeb上で注文して購入するケースが増加してきた中、昨今ではリサイクルショップにおいても店舗と通販の併売を行うことも当然の流れになってきました。


そうなると、必ず発生してくるのが「販売した商品の梱包・発送作業」です。


私が勤務していた時代でも、やはり年を追うごとにネット販売の比率は増加を辿っていましたので、最初は「ついでに」ぐらいの気持ちで始めたのですが、いつしかすっかりこの作業もれっきとしたメイン業務にまで存在感を増すほどになりました。


こういう業務の場合、購入されたお客様へのメール対応といった部分は社員が行うことが多いですが、段ボールへの梱包作業はアルバイトスタッフに回ってくる流れになっているお店が多いのではないでしょうか。


レジで対面にて商品を販売するのと、実際のところは同じなのですが、何故かこの梱包作業となると変に緊張して商品を普段以上に丁寧に扱うスタッフがいたのが懐かしいものです・・・。



⑥お客様への応対


最後は、もはや当たり前レベルの業務になりますが、お客様への応対も毎日避けては通れない業務でしょう。


これは、先程挙げたレジ業務とはまた別で、購入前のお客様への対応になります。


リサイクルショップのケースですと、

「ガラスショーケースを開けて下さい」

「UFOキャッチャーの景品が取れない場所にあるので動かして下さい」

「取れない高い位置にある商品が見たいです」

「〇〇の在庫はありますか」

「トイレどこですか」

などなど、非常にたくさんのお問い合わせを頂きます。


どんなに取り扱い商品に詳しくても、査定が出来ても、毎日ご来店されるお客様の声にお応えできなければ、従業員としてお話になりませんので、やはりこういったコミュニケーション能力は最低限必要なものになります。


ほか、店内でのお客様への応対のみでなく、電話での受付もこちらに当てはまってくるでしょう。



◆最後に・・・


今回、「リサイクルショップの店員って実際に何をするの?」ということで、記事を書き綴ってまいりました。


基本業務に近い部分のお話を、いくつかご紹介させて頂きましたが、あくまでも店舗の一例であり、全てのお店に当てはまるわけではないことはご了承下さい。


こういった基本業務以外にも、私の勤務していたショップはかなりアルバイトスタッフに任せる分野が幅広く、

・買取査定(最終の査定金額は店長決済でしたが)

・販売企画の立案

・POPの作成

・買取を強化するジャンルの提案

・祭事関係の売り場展開

などなど、非常に多くのことを経験できる職場でした(アルバイトスタッフに押し付けているわけではございません!)


店舗の方針、店長の方針によって、出来る範囲は全然変わってきますので、「次は何を任せてもらえるか?」を楽しみながら勤務することも、リサイクルショップの醍醐味なのかも知れません。


また次回、今度は「社員は何をするのか?」という視点で、記事を更新できればと思います。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


※リサイクルショップに関する情報、他にも掲載しています!


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更新日:2023年11月29日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回の記事は、第4回の続きになります。


前回、全ての内容が収まりきらず(編集者ノリノリです)、まさかの連載企画となりました当記事。

本当に誰得連載なのですが、およそ半月ぶりに連載第2回をお送りしていきましょう!


それでは前回の続きで、2013年の出来事からになります。



⑤青眼龍大暴れ!


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

「エクシーズ召喚」が導入され、遊戯王全体のルールが変わってしばらくした2013年6月、初期から遊戯王を見ている世代にはたまらない「青眼の白龍」をテーマにしたデッキ作品が発売されました。


遊戯王を知らない世代にも、名前やそのぶっ飛んだキャラクターでしばしば話題になる「海馬瀬人」の相棒であり、古今東西の遊戯王カードの中でも最も有名なドラゴンがフィーチャーされるということで、事前から話題をさらっていた商品でした。


当時の概念として、構築済デッキ商品にはその時に高価なカードや、たくさんの役立つカードが投入されている点は今と同様ですが、発売前からお店に問い合わせがどんどん来る・・・なんてことは少なく、今回の商品の異例さを物語っているようでした。


この商品に関しては、おそらく普段以上に回転するだろう!と読んでいましたので、当時カード売り場の担当であった私は、普段のデッキ商品の2~3倍の発注をKONAMIさん宛に出し、大々的に発売日を迎えたわけです。


そして発売初日、予想通りの大ヒット!!

多めに発注をしたにも関わらず、発売日にほぼ売り切れるという人気っぷりでした。

もっと発注しても良かったな・・・と思いますが、やはり新作商品全てが間違いなくショップで完売するわけでもなく、過去には痛い目を見た商品もあり、ここが発注の難しいところですね(しみじみ)


現代では、「過去のテーマをめちゃくちゃに強化する」といった動きが毎度のように当たり前に行われており、新規プレイヤーを増やしていきながらも、古参プレイヤーを置いてけぼりにせず、また復帰者も戻りやすい環境にしている・・・なんて状況になっていますが、当時は過去テーマは本当に放ったらかしになっている傾向も否定できないお話であり、ある意味では復帰プレイヤー増加のためのテコ入れの走りとも言える商品だったかも知れません。


もちろんですが、この商品の売れっぷりに、トレカ担当スタッフは歓喜してました。


⑥海外製品大暴落!?


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

⑤の青眼フィーバーから間もなくした2013年9月・・・それは突然巻き起こりました。


正直なところ、ショップにとっては後の「リンク事件」に追随するほどの暴落事件だったのかも知れません。


遊戯王カードは、当時すでに日本のみならず全世界のあらゆる場所で楽しめるコンテンツとして人気を広げており、日本でも多言語でテキストが記載されたカードが普通に販売されていました。


一見、「そんな読めない言語で何の意味がある?」と思われそうなお話ですが、単純に英語で書かれたカードがカッコよかったり(男のロマンですね)、日本のものとはレアリティや光り方の違ったカードもあり、「自分のデッキをキラキラにしたい!」といった方には広く需要がありました。

また、日本では入手困難、高額なカードも、海外版だと安いといったメリットもあり、しっかりと一定の需要の元、取引されていたジャンルになります。


と、そんな海外版のカードにある日突然、その存在意義を狂わす事件が巻き起こります。


それまで、「強すぎるカード」「ゲームバランスを崩壊させるカード」に対してのバランス調整として行われていた「禁止・制限カード」というものが定期的に公式より更新されていたのですが、2013年9月より謎の名称変更で「リミットレギュレーション」という名称に変更されました。


これだけですと、単なる名称変更で、ショップには何の影響も無い・・・となるのですが、同時に発表されたのが

「日本の公式大会において、他国版のカード使用を禁止します」

なんてルール改定が発表されました。


え?もう一度言います。

「他国版のカード使用禁止」


・・・・これは・・・。


もう大体の方は察しがついているかも知れませんが・・・これはショップにとっては大事件です。

今まで一定の需要を維持し、売上の一部として回転していたジャンルが丸ごと使えなくなるのです。


予想通り、公式で使えなくなった海外版カードは、もはやコレクター需要としての側面が大半を占めるようになり、売れる商品は極めて限定的になってしまいました。


幸いにも、当時私の勤務していたショップでは、海外版の売買は本当に少なく、ユーザー層の傾向からしてもライト層が多かったため、お店の存続を揺るがす大ダメージ・・・には至りませんでした。


しかしながら、当時これで大打撃を被ったショップは非常に多いのではないかと思います。


それぐらい、中古市場に影響を与えた1つの事件となりました。


さすがにこればかりは、トレカ担当スタッフも悲哀に満ちてました。



⑦15周年企画:決闘者の記憶シリーズ


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

⑥の海外版事件以後、当時放映されていた遊戯王ゼアルのキャラクターが使用したカードをまとめたパックが発売されたり、青眼に引き続き、2世代前の「遊戯王GX」で活躍していたカードをテーマにしたデッキ作品が発売されたりと、何事も無かったかのように引き続き盛り上がりを見せる遊戯王界。




そんな中、時は経過し、2014年に入ります。

新年早々、これまた突如「遊戯王15周年記念」の企画がスタートすることが発表されます。

※この企画を皮切りに、「OCG●周年」「原作●周年」「アニメ●周年」と何やらほぼ毎年のように何かのイベントやってない?みたいな感じになったのはここでは触れません。。。


この企画の一環として、15周年記念の限定商品「決闘者の記憶」シリーズの発売が発表されました。


これは、記念すべき遊戯王第一作、原作の主人公でもある「武藤遊戯」のそれぞれの時代毎のデッキを再現した商品であり、原作の●●編に応じて、計3種類が発売されました。


当時のプレイヤーはもちろん、これは小学生や中学生だった頃に漫画で遊戯王を読んでいた層にも刺さるような商品でした。

実際、当時プレイヤーでも何でもなく、ただの店員だった私も何故かワクワクしてました。


これまた、高価カードの再録や、当時ではまだまだ公式アイテムとして少なかったスリーブといった付属品も非常に充実していて、発売前から人気をさらっているような状況でした。


前記事で出てきた「ゴールドシリーズ」ほどではありませんでしたが、当時何千円とするカードも収録されており、「一人でいくつも買って転売する」といったことも可能な商品であったため、販売数制限を設けたような記憶があります(多分)


おそらく、当時辺りからメルカリ等も台頭してきた時期だったかと思います。


この「決闘者の記憶」シリーズは2014年3~7月にかけて3種類が発売されましたが、ほぼ再販がなく、非常に早く売り切れるような状況でした。

予想通り、定価を上回る金額で取引されていた記憶もあります。

決闘者の記憶ならぬ、販売店の記憶です(うるさい)。


もはや当然のように、この商品の売れっぷりにはトレカ担当スタッフは歓喜してました。



◆最後に・・・


今回も、連載第二回として「ショップ目線から見た遊戯王の歴史」を記憶のままに書き綴ってまいりました。


リミットレギュレーションの改定や、海外版ショックなど、マイナスとも言える事件もあった一方で、これまでに比べて過去作品やキャラクターにスポットが当たったりと、今後の新たな方向性を決定づけるような時期になったように思えます。


しかし・・・

そんな遊戯王の大ブームを脅かす影が・・・?


※版権の都合で実際のキャラクターは載せられませんので、イメージでお楽しみください。。。


オレっちの出番はまだかまだかと言うかのようにじわじわと脚光を浴び始める1匹の猫。。。

2014年は、とある作品が大ブレイクを果たす一年になりました。


今までのカードゲーム界の売れ行きを覆すといったレベルの大暴れ、ショップ目線ではどのように映っていたのか。。。

※この次回予告風の引き、連載っぽいんじゃないでしょうか?


と言うか、今回の記事で2013年~2014年初頭と、1年ほどしか進んでいないことに自分でも驚きを隠せませんが、まさかまさかの第3回突入を宣言しまして、今回はこの辺りにしておきたいと思います。


まだまだリサイクルショップにおける遊戯王の小話はございますので、次回以降も引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


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