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更新日:2023年11月29日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回の記事は、第4回・7回の続きになります。



まさかなことに第3回まで続いております当企画(誰得でしょうか)

リサイクルショップ店員目線から見た、大ヒットカテゴリである「遊戯王カード」の歴史を、今回も振り返っていきたいと思います。


前回の記事では2013~2014年までのおよそ一年分しか内容が進みませんでしたが(更新数を稼ぐためにわざとゆっくり進めているわけではございません)

今回も、その続きから書き綴ってまいりますので、引き続きお楽しみくださいませ。



⑧妖怪ウォッチ大ヒット!


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

「ゲラゲラポー、ゲラゲラポッポ、ゲラゲラポー♪」のテーマソングでおなじみ、「妖怪ウォッチ」の大ヒットは2014年の始まりと同時にやってきました。


妖怪ウォッチ第1作となるゲーム作品は2013年に発売していましたが、その当時は大きく話題になることもありませんでした。


しかしながら!

2014年1月のアニメ放送開始と同時に、一気にヒット街道を駆け巡り、妖怪ウォッチの名は全国区へ広まります。


それが遊戯王カードの歴史と何の関係があるの?

と言われそうですが、わざわざここで取り上げた理由として、「妖怪メダル」というアイテムが大ヒットしたことがカードゲーム界に巻き起こった大きな事件として、今も語られるレベルのお話です。


妖怪メダルってなんなの?」

という方のために簡単に説明いたしますと、これはゲーム、アニメの両方でキーアイテムとして使われていたもので、何百種類と存在する妖怪のイラストと名前が書かれたものになります。


「この街中には、あらゆるところに妖怪が潜んでおり、誰もが体験するあんなこと、こんなことは全て妖怪の仕業である」

というのが、妖怪ウォッチの世界観の基本的な設定であり、普段は目に見えない妖怪が人間に憑りつき、そこから様々な事件が主人公の周りで起こっていく、というのが毎回のストーリーにおける大まかな流れでした。


いつもは普通の友達が、突然おかしな行動を始めたり、普通では考えられないようなことが日常に起こったりと・・・そんな「異常事態」に対して、主人公は「これはきっと妖怪の仕業だ!」と見抜き、そこから妖怪とのドラマが繰り広げられます。


そして、最終的には妖怪と友達になり、友達になった妖怪からは自身の「妖怪メダル」がもらえて、その回のトラブルは一件落着、といったストーリーでした。


そして、手に入れたメダルは次の回以降で、「妖怪ウォッチ」というその名が示す通り腕時計型のアイテムにセッティングして使うことができ、セッティングされたメダルに描かれた妖怪が、再び主人公の前に召喚され、主人公の味方をする、という用途で使われるものでした。


妖怪メダルの説明が長くなってしまいましたが、こういった形でゲーム及びアニメで使われていた妖怪ウォッチ、妖怪メダル原作再現アイテムとして実際に発売されたわけです。


もちろん、ウォッチとメダルを揃えても実際に目の前に妖怪を召喚できるなんてことはなく、音や光の演出が楽しめる、所謂おもちゃの域を出ないものではありましたが、これがおそらくメーカー側ですら想像を上回るレベルの大ヒット!


当時、妖怪ウォッチの新品定価で6,000円~7,000円だったと思いますが、入荷後即完売、品薄状態が続き、中古相場がめきめきと上がり続けていたのを今でも覚えています。

確か、全盛期には20,000円近くまで高騰していたのではないでしょうか。


当時の勤務先でも、入荷するのに大変苦労した思い出があります。


妖怪メダルに関しては、遊戯王(久々にこのワードが出てきました。これがメインなのですが)をはじめとしたトレーディングカード類同様、シリーズ別にランダムに中身が封入されたパック販売のシステムが取られていました。


こちらに関しても、新入荷情報が出ると全国で朝から行列が出来るのは当たり前、中古相場はどんどん高騰(メダルに書かれたキャラクターによって人気・不人気がありましたので、一概に全て統一価格というわけではなかった点も、トレーディングカードに近いものがありました)の一途を辿っていました。


私の当時住んでいた地域では、「妖怪メダル付のアニメのオープニング・エンディングCD」すらも発売日に完売していたのを覚えています。恐ろしい人気でした。


そんな妖怪メダル、何がそんなに脅威だったかと言いますと、先ほどから少し触れている「販売形態がトレーディングカードに近い」という点に尽きます。

多くのリサイクル店では、この妖怪メダルシリーズはトレーディングカードコーナーで展開されているのが主流でした。

今では扱っている店舗も見なくなりましたが・・・悲しいものです。


当時の遊戯王・デュエルマスターズ・ポケモンカードといったカードゲームユーザーの中には、やはり子供も非常に多く、完全に子供をターゲットにした作品もあるほどでした。

少子高齢化社会と言えども、子供たちの心を掴んでおくのは商売にとって非常に大切なことでしょう。


そして、この彗星の如く現れた「妖怪ウォッチ」、完全にターゲットは低年齢層~大人まで、幅広く楽しめる内容になっていました。


アニメ・妖怪メダルは子供の遊び道具に、

ゲームは普通にストーリーも楽しめ、それなりに奥深さもあるため、子供~親まで楽しめる、

マクドナルドやUSJといったあらゆる場所に妖怪コラボが登場、もはや普通に生きていて目にしないことが無い、

そんなレベルのお話になりました。


アニメの大ヒットと、世の中の露出が上がるとともに、関連商品の売上も右肩上がりになり、まさに妖怪無双といった時代が繰り広げられているような様相でした。


しかしながら、何かがヒットすると何かが代わりに落ち込むのが世の常であり、カードゲーム界においても同様の流れが生まれてしまっていました。


いかに妖怪メダルが売れているといっても、ユーザーの財布が広がったわけではありません。


そこで、打撃を受けたのは既存のカードゲーム商品に他なりませんでした。


当時、私の勤務先でも妖怪メダルはトレーディングカード部門に位置していましたが、妖怪メダルのおかげで部門の売上全体が爆発的にアップ!!といったわけではなく、もちろん、全体的に見ても前年度との対比で150%以上をたたき出していましたが、妖怪ウォッチ以外のジャンルは軒並み100%を下回るような状況でした。

明らかに、ユーザーが移っているのを知らしめるような数値が出ていましたね。。。


これが一過性になるのか?

多少は落ち着く可能性はあるとは言え、継続的に期待できる売上なのか?

これは当時の私を含め、全国のリサイクルショップが抱えていた悩みだったのではないでしょうか。


そして、ようやく遊戯王に対する影響にも触れますが(お待たせいたしました)、私の勤務先では妖怪ウォッチの大ブーム以前に店舗のデュエル大会に出場していた小学生以下のプレイヤーが明らかに減ったな。。。というような事態は起こっていました。


幸いにして、当時の店舗は大学生ユーザーも多かったことから、運営に支障を来たすレベルの大打撃には至りませんでしたが、系列店舗によっては遊戯王の売れ行き、落ちすぎじゃね!?みたいな場所もありました。


そんな中、遊戯王も更に盛り上げるべく、「15周年記念」のイベント、商品がどんどん投入

されていく流れになりました。


過去プレイヤーの復帰を狙った商品展開も、この時期の大きな特徴と言えるのではないでしょうか。

この傾向は更に続き、2014~2015年にかけて更なる盛り上がりを見せてきます。

妖怪ウォッチ大ヒットの傍ら、今思い出しても流石KONAMIさん、と思えるような展開で、遊戯王は留まることなくカードゲーム界の王者に居座り続けます。


さて、妖怪ウォッチ大ヒットの時期に遊戯王はどんな展開をして、そして販売店としてはどのように映っていたのか?


この内容は、次回の第4回をお楽しみに!(え?)



◆最後に・・・


今回も、連載第3回として「ショップ目線から見た遊戯王の歴史」を記憶のままに書き綴ってまいりました。


今回は、自分で書いていて確信犯ではありますが、ほぼ大半が遊戯王ではなく妖怪ウォッチのお話になりました(ごめんなさい)


ある意味、妖怪ウォッチ大ヒットの影響を最も受けたのはポケモンシリーズではなかったかと思いますが、この大型新人によってカードゲーム界に与えられた影響は、決して無視できないお話であったかと思います。


当時の勤務先のお店でも、どんどん商品ラインナップと売上構成が妖怪に偏っていくのが目に見えるほどでした。


そんな中、遊戯王はどのように展開を進めたのか?

遊戯王のお話が全く進んでいないことに反省の気持ちを覚えつつ、次回に繋げていきたいと思います。


まだまだリサイクルショップにおける遊戯王の小話はございますので、次回以降も引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


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更新日:2023年11月29日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回の記事は、第4回の続きになります。


前回、全ての内容が収まりきらず(編集者ノリノリです)、まさかの連載企画となりました当記事。

本当に誰得連載なのですが、およそ半月ぶりに連載第2回をお送りしていきましょう!


それでは前回の続きで、2013年の出来事からになります。



⑤青眼龍大暴れ!


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

「エクシーズ召喚」が導入され、遊戯王全体のルールが変わってしばらくした2013年6月、初期から遊戯王を見ている世代にはたまらない「青眼の白龍」をテーマにしたデッキ作品が発売されました。


遊戯王を知らない世代にも、名前やそのぶっ飛んだキャラクターでしばしば話題になる「海馬瀬人」の相棒であり、古今東西の遊戯王カードの中でも最も有名なドラゴンがフィーチャーされるということで、事前から話題をさらっていた商品でした。


当時の概念として、構築済デッキ商品にはその時に高価なカードや、たくさんの役立つカードが投入されている点は今と同様ですが、発売前からお店に問い合わせがどんどん来る・・・なんてことは少なく、今回の商品の異例さを物語っているようでした。


この商品に関しては、おそらく普段以上に回転するだろう!と読んでいましたので、当時カード売り場の担当であった私は、普段のデッキ商品の2~3倍の発注をKONAMIさん宛に出し、大々的に発売日を迎えたわけです。


そして発売初日、予想通りの大ヒット!!

多めに発注をしたにも関わらず、発売日にほぼ売り切れるという人気っぷりでした。

もっと発注しても良かったな・・・と思いますが、やはり新作商品全てが間違いなくショップで完売するわけでもなく、過去には痛い目を見た商品もあり、ここが発注の難しいところですね(しみじみ)


現代では、「過去のテーマをめちゃくちゃに強化する」といった動きが毎度のように当たり前に行われており、新規プレイヤーを増やしていきながらも、古参プレイヤーを置いてけぼりにせず、また復帰者も戻りやすい環境にしている・・・なんて状況になっていますが、当時は過去テーマは本当に放ったらかしになっている傾向も否定できないお話であり、ある意味では復帰プレイヤー増加のためのテコ入れの走りとも言える商品だったかも知れません。


もちろんですが、この商品の売れっぷりに、トレカ担当スタッフは歓喜してました。


⑥海外製品大暴落!?


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

⑤の青眼フィーバーから間もなくした2013年9月・・・それは突然巻き起こりました。


正直なところ、ショップにとっては後の「リンク事件」に追随するほどの暴落事件だったのかも知れません。


遊戯王カードは、当時すでに日本のみならず全世界のあらゆる場所で楽しめるコンテンツとして人気を広げており、日本でも多言語でテキストが記載されたカードが普通に販売されていました。


一見、「そんな読めない言語で何の意味がある?」と思われそうなお話ですが、単純に英語で書かれたカードがカッコよかったり(男のロマンですね)、日本のものとはレアリティや光り方の違ったカードもあり、「自分のデッキをキラキラにしたい!」といった方には広く需要がありました。

また、日本では入手困難、高額なカードも、海外版だと安いといったメリットもあり、しっかりと一定の需要の元、取引されていたジャンルになります。


と、そんな海外版のカードにある日突然、その存在意義を狂わす事件が巻き起こります。


それまで、「強すぎるカード」「ゲームバランスを崩壊させるカード」に対してのバランス調整として行われていた「禁止・制限カード」というものが定期的に公式より更新されていたのですが、2013年9月より謎の名称変更で「リミットレギュレーション」という名称に変更されました。


これだけですと、単なる名称変更で、ショップには何の影響も無い・・・となるのですが、同時に発表されたのが

「日本の公式大会において、他国版のカード使用を禁止します」

なんてルール改定が発表されました。


え?もう一度言います。

「他国版のカード使用禁止」


・・・・これは・・・。


もう大体の方は察しがついているかも知れませんが・・・これはショップにとっては大事件です。

今まで一定の需要を維持し、売上の一部として回転していたジャンルが丸ごと使えなくなるのです。


予想通り、公式で使えなくなった海外版カードは、もはやコレクター需要としての側面が大半を占めるようになり、売れる商品は極めて限定的になってしまいました。


幸いにも、当時私の勤務していたショップでは、海外版の売買は本当に少なく、ユーザー層の傾向からしてもライト層が多かったため、お店の存続を揺るがす大ダメージ・・・には至りませんでした。


しかしながら、当時これで大打撃を被ったショップは非常に多いのではないかと思います。


それぐらい、中古市場に影響を与えた1つの事件となりました。


さすがにこればかりは、トレカ担当スタッフも悲哀に満ちてました。



⑦15周年企画:決闘者の記憶シリーズ


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

⑥の海外版事件以後、当時放映されていた遊戯王ゼアルのキャラクターが使用したカードをまとめたパックが発売されたり、青眼に引き続き、2世代前の「遊戯王GX」で活躍していたカードをテーマにしたデッキ作品が発売されたりと、何事も無かったかのように引き続き盛り上がりを見せる遊戯王界。




そんな中、時は経過し、2014年に入ります。

新年早々、これまた突如「遊戯王15周年記念」の企画がスタートすることが発表されます。

※この企画を皮切りに、「OCG●周年」「原作●周年」「アニメ●周年」と何やらほぼ毎年のように何かのイベントやってない?みたいな感じになったのはここでは触れません。。。


この企画の一環として、15周年記念の限定商品「決闘者の記憶」シリーズの発売が発表されました。


これは、記念すべき遊戯王第一作、原作の主人公でもある「武藤遊戯」のそれぞれの時代毎のデッキを再現した商品であり、原作の●●編に応じて、計3種類が発売されました。


当時のプレイヤーはもちろん、これは小学生や中学生だった頃に漫画で遊戯王を読んでいた層にも刺さるような商品でした。

実際、当時プレイヤーでも何でもなく、ただの店員だった私も何故かワクワクしてました。


これまた、高価カードの再録や、当時ではまだまだ公式アイテムとして少なかったスリーブといった付属品も非常に充実していて、発売前から人気をさらっているような状況でした。


前記事で出てきた「ゴールドシリーズ」ほどではありませんでしたが、当時何千円とするカードも収録されており、「一人でいくつも買って転売する」といったことも可能な商品であったため、販売数制限を設けたような記憶があります(多分)


おそらく、当時辺りからメルカリ等も台頭してきた時期だったかと思います。


この「決闘者の記憶」シリーズは2014年3~7月にかけて3種類が発売されましたが、ほぼ再販がなく、非常に早く売り切れるような状況でした。

予想通り、定価を上回る金額で取引されていた記憶もあります。

決闘者の記憶ならぬ、販売店の記憶です(うるさい)。


もはや当然のように、この商品の売れっぷりにはトレカ担当スタッフは歓喜してました。



◆最後に・・・


今回も、連載第二回として「ショップ目線から見た遊戯王の歴史」を記憶のままに書き綴ってまいりました。


リミットレギュレーションの改定や、海外版ショックなど、マイナスとも言える事件もあった一方で、これまでに比べて過去作品やキャラクターにスポットが当たったりと、今後の新たな方向性を決定づけるような時期になったように思えます。


しかし・・・

そんな遊戯王の大ブームを脅かす影が・・・?


※版権の都合で実際のキャラクターは載せられませんので、イメージでお楽しみください。。。


オレっちの出番はまだかまだかと言うかのようにじわじわと脚光を浴び始める1匹の猫。。。

2014年は、とある作品が大ブレイクを果たす一年になりました。


今までのカードゲーム界の売れ行きを覆すといったレベルの大暴れ、ショップ目線ではどのように映っていたのか。。。

※この次回予告風の引き、連載っぽいんじゃないでしょうか?


と言うか、今回の記事で2013年~2014年初頭と、1年ほどしか進んでいないことに自分でも驚きを隠せませんが、まさかまさかの第3回突入を宣言しまして、今回はこの辺りにしておきたいと思います。


まだまだリサイクルショップにおける遊戯王の小話はございますので、次回以降も引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


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更新日:2023年7月1日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回の記事を書き始める前に・・・1つお断りを入れておきます。

今回の記事は、おそらく情報としては何の参考にもなりません!(は?)


リサイクルショップでの取り扱い品目としては、良く見かけるのが「カードゲーム」

通称、「トレカ」と呼ばれて親しまれているジャンルですね。


もちろん、私の勤務していたリサイクルショップでも、取り扱いを行っておりました。

今回は、その数あるカードゲームの中から、長年に渡ってトップを走り続ける「遊戯王」について、リサイクルショップ目線での思い出話を語っていこうかと思います。


前回までの遺品整理業とかのお話に比べ、情報としての側面は薄いかと思いますが、当ブログの1つのテーマでもある「リサイクルショップ裏話」として、お楽しみ頂ければ幸いです。

※遊戯王に関する記事だって言ってるのに、TOPの画像トランプやないかい!というツッコミは聞こえてきそうですが、版権の問題でフリー素材しか使用できないため、記事の中に実際のカードの画像を入れることが出来ない旨、ご了承下さいませ・・・。


当ブログはあくまでもリサイクル・リユースに関する情報ブログのため、「遊戯王とはなんぞや?」みたいな解説は割愛しますが(どうしても知りたい方は、現代にはWikipediaという偉大な先生がいらっしゃいますので、そちらでご覧頂ければと思います)、ブログ作者である私Kは、平成初期生まれでまさに遊戯王は全盛期をプレイした世代のため(今はもう全盛期は過ぎているみたいな言い方すみません)、リサイクルショップで勤務する前からカードとしての存在自体は知っていました。


小学生~中学生の頃に、自分自身でプレイしていた頃は所謂「カードショップ」でカードを購入した事はあったため、なんとなくのイメージはわかっていましたが、もちろん当時から数年の月日が経ち、「どのカードが高額か?」なんて知らないような状態でした。


自分でプレイしていた当時は存在しなかった、海外版のカードとかも出回っており、まさに最初から知識をつけないといけないような状態でした。



①入社当時:シンクロ召喚の始まり


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

私がリサイクルショップで働き始めたのが2008年なのですが、当時ラッキーなことに遊戯王界における大幅なルール改正があり、環境が大きく変わったことで、丁度お仕事に使う知識として学びやすい状況になりました。


今では当たり前になっている「シンクロ召喚」というシステムが導入され、それまでのゲーム環境からは一変、高く売れるカードのラインナップも様変わりしていくようでした。


当時、高額で回転していたカードの中で今でもよく覚えているのが、「氷結界の龍 ブリューナク」というカードですね。

後ほどお話する「デュエルターミナル」という筐体でしか入手が出来ないカードであり、能力も高いことから、買取したらその日にはすぐに売れるぞ!というほどのインパクトでした。

カード専門ではなく、様々なジャンルの商品を取り扱っているリサイクルショップでは珍しく、「ブリューナク置いてますか?」というピンポイントな電話問い合わせもちらほら受けるほどの人気っぷりでした。ほんとにすごい。


現代と違って、1枚で何千円、何万円なんて値のつくカードがまだまだ少なく、コレクター需要も今ほどでは無い時代、3,000~4,000円とかで取引していたのを記憶しています。


私の勤務していたリサイクルショップでは、従業員が得意とする商品ジャンルに応じて「TVゲーム担当スタッフ」「古着担当スタッフ」というようにメインで取り扱うジャンルが定められ、担当部門の売上目標を達成するとちょっとしたお小遣いが頂ける、なんて粋な計らいがあったのですが、この「ブリューナク」が2枚3枚と買取成立した日には、トレカ担当スタッフは歓喜してました。



②入社当時2:デュエルターミナル


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

①とほぼタイミングを同じくして、遊戯王では初となる、筐体型ゲームの「デュエルターミナル」なるものが稼働スタートしました。


これは何かと言うと、当時でいう「ムシキング」といったカードゲームや、現代で言うと「ドラゴンボールヒーローズ」のように、ゲームセンター等に筐体が設置されていて、それで遊びながら実際に使えるカードも排出されて手に入るというまさにバーチャルとリアルの融合!みたいなマシンでした。


この遊戯王界の最先端を走る機械が、まさかながら私の勤務していたリサイクルショップでも導入されました。

まさかKONAMIさんからそんな許可を頂けるほどのコネクトだったとは・・・。


この機械ですが、基本的に放っておけば勝手にお客様がプレイして売上を貯めていってくれるような、小売店にとってもまさに夢のようなマシンだったのですが、いくつか落とし穴がありました・・・!


まず、やはり「機械」のため、故障したらどう手をつけていいのかわからない、という点です。

お店側には、念のために筐体内のパーツ交換等が出来るよう、内部の鍵を渡されているのですが、開けても出てくるのはよく分からない基盤のため、ただただ映らないモニターを見つめて何も出来ない自分が立ちすくむだけの光景でした。


諦めて、故障した旨をKONAMIサポートセンターみたいな所に電話するのですが、おそらく新規導入で一気に全国展開したこともあるのでしょうか、担当の方がお店まで見に来られるのが1週間後、といったケースがザラでした。


こればかりはどうしても仕方ないのですが、やはり「期待していた売上が1週間分喪失する」というのはなかなかのダメージでした。


次に、これはお店側のオペレーションの問題が99.9%になりますが、「排出されるカードのレアリティ問題」といったものもありました。


通常、遊戯王のカードは何も光っていない「ノーマルカード」というレアリティから、絵柄が光っているものまで、光り方によって様々存在します。

しかし、デュエルターミナルで排出されるカードは、通常のレアリティ加工の上に全カードにおいて「プリズム加工」と言われるラメみたいなのがカード全体に入っているものになっていました。


このプリズム加工は、所謂ノーマルカードにも施されており、一見何かの高レアリティのカードかな?と思わせるようになっていました。

今考えると、こんなんで間違えていた時代が恥ずかしい。。。


これにより、本来ならば1~10円で買取するレベルのカードを、高い金額で買取してしまう事例が、最初のうちは何件か発生していました。

当時、買取にお持ち頂いていた方々にとっては超ラッキーなお話ですが・・・。


もっとしっかり店内オペレーション作って教えろよ、以外の何物でもない事例なのですが、デュエルターミナルのカードが特殊なだけに起こってしまった事件でした。


そんなデュエルターミナルの天下は、この先何年と続きます。

KONAMIさんも力を入れていたのだということが垣間見え、お店としても収益向上に大きく貢献してくれた筐体でした。トレカ担当スタッフは歓喜してました。



③GOLD SERIES大フィーバー


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

私がリサイクルで働き始めてそろそろ1年が経とうかといった時期に、KONAMIさんから遊戯王の新作商品「GOLD SERIES」なるものが発表されました。


これは、良くあるような遊戯王の新作パック商品なのですが、とにかく収録カードのラインナップが豪華の一言で、当時の中古市場で高額だったカードや、単純に強いカードと、人気カードの寄せ集めみたいな内容で、売れてるアーティストのベストアルバムが出ました!ぐらいの勢いでした。

先ほど出てきた「ブリューナク」もしっかりこの中に入っていました。


今では中古カードショップなんかでも、人気商品は発売前に予約を受け付けたり、整理券を配布したり、お一人様〇〇までといったことは当たり前になっていますが、当時は発売前からここまで話題をかっさらうような商品は滅多に無かったと思います。

今ではこちらも当たり前になっている、メルカリ転売といったこともまだまだ少なかったというのも理由の1つでしょう。


そんな中、当時の風潮の例に漏れず、勤務先のリサイクルショップでも予約とかは一切なく、今までの新作商品と同様に「発売日に普通に販売する」という選択肢を取っていました。


正直なところ、当時勤務していた全従業員がこの商品を見くびっていたと思います。


蓋を開けてみれば、当日・・・!

朝、店舗に出勤すると、「うおお何これ!!??」

そこには今まで見たことないような列が出来上がっているではありませんか!!


今までも、ポケモンやモンスターハンターのゲーム新作発売日には、数名が列を作っているなんてことはしばしばありましたが、それらを遥かに上回る規模でした。


急遽、当日の朝に「お一人様〇〇パックまで」という制限を設け、せっかく並んでいるのに最初の数人で売切れ、という事態は回避することとなりました。

それでも、朝10:00にオープンし、12:00前には完売していたと思います。


そこから、定期的に「ゴールドシリーズありますか」という問い合わせが多くあり、それ以降の新作発売の対処を考え直すレベルの機会となりました。


この「GOLD SERIES」、以降何度か再販されましたが、入荷するたびに即完売していましたね。トレカ担当スタッフは歓喜してました。



④遊戯王ゼアル:エクシーズ召喚登場


※少々無理はありますが、画像はイメージです。

上記の①~③の後は、特に大きく変わったこともなく、遊戯王界は着実に歴史を刻んでいました。

※ブログの尺の都合で一気に数年進めたのではなく、本当に何もなかったんです。。。


私も、アルバイトから社員になり、環境が変わったのもこの数年のお話です(お前の話はどうでもいい)


私の勤務地が変わり、数年が経とうという頃、またも突如にして、遊戯王界に大きな転換点が訪れます。


これまで、遊戯王シリーズの作品名、商品名としては「遊戯王ファイブディーズ」という名がつけられていましたが、2011年に突如「遊戯王ゼアル」への名称変更発表がKONAMIさんからありました。


それと同時に、「エクシーズ召喚」なるシステムが新たに導入され、遊戯王市場における動向も流れを変えることとなりました。


当時、2008年に登場したシンクロ召喚が相変わらず環境を席巻していて、中古市場における高額カードも、シンクロモンスターを中心に回転していましたが、2011~2012年にかけ、シンクロ召喚の天下が崩壊します。


エクシーズ召喚導入のスタートこそ、シンクロ召喚の始まりに比べて大人しく、リサイクルショップ目線としても地味なイメージが拭いされなかったのですが、月日を追うにつれ、カードパワーがバランス崩壊を起こします(カードパワーとか、私は実際にプレイしていたわけではありませんので詳しくは知りませんが、当時勤務していたトレカ担当のスタッフに聞いたらそんな感じでした)


結果、瞬く間に「高額買取ランキング」「回転の良いカードランキング」上位は、エクシーズに関わるカードが埋め尽くすようになりました。


新作パックの所謂「看板カード」も、シンクロ⇒エクシーズへ変化していきます。


中には、1枚の価格で5,000円みたいなレベルのカードも出てきて、徐々に人気カードの単価が上がり始めた印象も出てきました。

そんなカードが入荷すると、トレカ担当スタッフは歓喜してました。



◆最後に・・・


今回、いつもの趣向とは少し変わって、リサイクルショップで取り扱うジャンルの中から遊戯王をピックアップして、店員から見た視点での歴史を書き綴って参りました。


こういったブログ内容は、ありがたいことに長年に渡ってリサイクルショップという場で勤務し、様々な経験をさせて頂いたからこそ、1つの記事として纏めてご紹介できるものだと感じています。


当時の経験に感謝しつつ、また他のジャンルにおいても今回のようにお話できるものがあれば、記事にしていけたらと思います。


以上、ここまでお読み頂きありがとうござい・・・

ではなく!!!!!(なんだいきなり)


今回、記事のボリュームの都合でここで切らせて頂くことになりましたが、上記の④の時点でまだ2013年のお話なのです。

まだまだリサイクルショップにおける遊戯王の小話はございますので、次回以降も引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


と、まさかまさかの連載宣言をしたところで、今回の記事は以上とさせて頂きます。


改めまして、ここまでお読み頂きありがとうございました。



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