top of page

更新日:2023年6月30日


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回は、当サイトのメインカテゴリである「遺品整理」に触れていきたいと思います。

前回、遺品整理を依頼するメリットについてお話しましたが、今回は「じゃあいつ依頼するのがベストなの?」という部分をお話していきましょう。


遺品整理のタイミングを考えるということは、即ちご親族のどなたかにご不幸があったという事で、お葬儀も終わり、悲しみに暮れる中・・・というのが大半のケースではないかと思います。

そんな中、すぐには切り替えも出来ないというのも正直なお話ではないでしょうか。


しかしながら、手をつけずに放置してしまうと、本来であれば必要のなかった手間や出費が増えてしまう可能性も出てきてしまいます。

なかなか動き出せない部分ではありますが、事前に当記事をお読み頂くことで、少しでも有事の際に備えるきっかけになれば・・・と思います。



①葬儀翌日から始める


まず1つ目のケースとして、「お葬儀の翌日からすぐに開始する」パターンです。


悲しみに暮れる中でのお葬儀が終わり、気持ちの整理もつけていく段階ではありますので、可能性としてはあまり多くないケースかとは思いますが、故人が賃貸物件に1人でお住まいだった場合、その家はもう必要なくなることから、すぐに手をつけていく場合もございます。


この場合、考えられることとして、家賃や各種公共料金等、もう使わなくなった家で早めに片付けてしまうことにより、これから発生する支払いが抑えられるという利点があります。


本当に早いケースでは、お葬儀でご親族の方々が集まったのをメリットと捉え、そのタイミングで一気にやってしまう、なんて場合も・・・?


あくまでも、ご遺族のお気持ちが優先にはなりますので、個人的には無理にこんな早いタイミングで動かなくても良いのではないか・・・とは思ってしまいますが、1つのケースとしては考えられます。

私が親を亡くしたら、絶対にこんなテンポよく動けない自信があります(お前の話はどうでもいい)。



②各種料金、契約関係の解約後に始める


次のケースとして考えられるのが、「故人の契約していた各種料金のかかるものや、解約の必要なものの手続き後」です。


親族の方が亡くなったら、様々な手続きが必要になってきます。

・電気・ガス・水道の契約解除

・NET回線、Wi-Fi等の契約解除

・銀行口座の手続き

・各種保険関係の手続き、保険証の返納

・携帯電話・Webサービス関係の解約

・年金の受給停止手続き

・クレジットカードの利用停止


自宅の中を片付ける前にやっておくべきこととして、ザックリ挙げただけでもこれだけの手続きが発生してきます。


特に、①の項目でも触れましたが、中には解約手続きを行わないというだけで、月額いくらといった料金が発生するものもあり、遅れてしまうと不要な出費ということにも繋がります。


そして銀行口座や保険に関しては、数分で終わるような話でもなく、なかなかこんなことを行う機会も少ないという方が大半のため、これより前に「遺品をなんとかしなければ」という気持ちになりにくいのも事実でしょう。


中途半端な状況で変に遺品整理を急いでしまい、通帳を紛失した、なんてことがあっては本末転倒にしかなりませんので、まずはこれらを落ち着けてから遺品整理に着手するという方も多いのではないでしょうか。



③四十九日後に始める


こちらもケースとしては多い部類に入るのが、「四十九日の後に始める」というパターンです。


仏教の教えでは、亡くなった方の魂は49日間は現世をさまよっており、極楽浄土に向かうのがこの四十九日の法要後だと言われています。


このため、仏教を宗旨・宗派とするご遺族であれば、四十九日の法要のタイミングで再度、親族が集まるのが一般的な考えとなるでしょう。


このタイミングでは、お葬儀当日の空気とはまた変わり、そこまで悲しみの深い感じも薄まってきている事がよくあるケースでしょう。

そのため、遺品整理・形見分けに関して話をするのにも最適のタイミングだとも言われます。

むしろ、少人数の判断で、この日までに勝手に遺品整理を終わらせてしまい、後々トラブルになった、なんてパターンも決して無いとは言い切れず、それらを踏まえても「ここまではとりあえず待つ」、というのが一般的な考えとして広く浸透している理由かも知れません。


②で挙げたような各種手続き関係も、このタイミングでは終わっていることが多いのも、四十九日の法要というタイミングを後押しする理由の1つと言えるでしょう。



④相続税が発生する前に始める


こちらは、上に挙げた①~③とは異なってくる考え方になりますが、「相続税の発生前に始める」というのも大切なポイントです。


故人が財産を残していた場合、相続物となります。

この場合、相続物によってはそれらに対して相続税という税金が発生し、死亡の事実を知った翌日から数えて10カ月以内に申告・納税を行う義務を負います。


遺品整理のスタートが大幅に遅れたり、作業自体が長引いてしまったことで、この10カ月というリミットを超えてしまうと、「無申告加算税」「延滞税」というペナルティが課せられてしまいます。


このペナルティ、決して蔑ろに出来ない金額が降りかかってくる可能性もありますので、こちらは頭に入れておくのが正解でしょう。



◆最後に・・・


今回、「遺品整理はいつ依頼するのがベストなの?」ということで、4つのパターンに分けてタイミングをご紹介しました。


しかしながら、正直なところ、「これが正解!」というタイミングは一概には言い切れないというのが本音ではあります(ここまでの記事全否定・・・)


まずは何よりもご遺族の気持ちが落ち着いたタイミングが何よりであり、焦って動き出してトラブルになっては意味のないお話ですし、故人の方も決して喜びはしないでしょう。


急を要するパターンとして、

・故人の住まいが空き家になってしまう場合

・孤立死から時間が経ってしまっている場合

といったケースも挙げられますが、多くの場合は多少の時間は許されるかと思います。


ご親族の不幸に見舞われ、お葬儀や各種手続きで心身ともに疲弊した状況で、すぐに次のことを考えなさい。というのはあまりにも大変なため、まずは少しでも心を休めて、リラックスした状態で取り組める状況作りを優先したいものです。


「天空のおくりびとNET」では、そういったタイミングや何をすべきか?というご相談も承りますので、なんでもお気軽にお問い合わせください。

(最後に上手く宣伝に結び付けたみたいになりましてすみません)


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【ハッシュタグ】




更新日:2024年5月8日


遺品整理作業

こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回は、「天空のおくりびとNET」の本文である「遺品整理」について少し触れていきましょう。


昨今、少子高齢化がどんどん進む日本。どの地域においても、高齢化の波には逆らえず、遺品整理や生前整理といった事を考えざるを得ない機会も、過去に比べると増加してきていると言えます。


最近では、映画やドラマで遺品整理をやっている光景を見かけることも出てきましたが、実際にその現実に直面すると、ご不幸ごとの悲しみもあり、なかなかじっくりと考えられないのも現実ではないでしょうか。


ドラマや映画などのフィクション作品。当然ながら、よく作られているもので、こういった映像を見ていると、「別に業者に頼まなくても、自分たちでこれぐらいなら出来るんじゃないか?」という疑問も生まれます。


もちろん、そういった考えを否定するつもりはございませんし、最終的にどのようにして対応をするかは、ご家族で決めるのが一番だとも私は考えています。

じゃあ、何故今回このようなタイトルで記事を書き綴っているかというと・・・「遺品整理を業者に頼むメリット」が、あまり知られていないんじゃないか?という疑問が私の中でよぎったからです。


先ほども書きましたが、実際にそういった場面に直面すると、どうしようかという意見がなかなか定まらないものです。

そういった皆様に、少しでも「選択肢の幅」「選ぶ理由」を広げて頂ければと思います。



①時間によるメリット


遺品整理作業

遺品整理を一軒分やろうとなると、多大なる時間がかかります。

年末など、大掃除で「思ったより時間がかかった・・・」なんて経験はないでしょうか?

限られた場所の片付けや掃除でも非常に時間がかかるのに、家一軒分まるまる片付けとなると、想像するだけで・・・という話です・・・!


一口に「遺品整理」と言っても、やることを挙げていくと


・残す遺品の分別

・売却する遺品の対処

・処分するゴミの分別、処理

・家具や家電など、大型ゴミの処理


これだけの工程が必要になります。

売却する遺品に関しては、自分でリサイクルショップに持ち込んだり、出張買取を申し込んだり、メルカリ等のフリマアプリで出品したり・・・

様々なケースが考えられますが、どれも手間と時間がかかるのが現実です。

(元リサイクルショップ店員としては、どんどん買取お持ち込みをして業界活性化を促進したいものですが・・・)


ゴミの処分に関しては、売却以上に手間がかかるのが避けられません。

可燃ごみ?ペットボトル?ビン?プラスチック?金属?

はたまた粗大ゴミ?と、1つ1つを仕分けしながら片付けを進めるのは、本当に大変な作業になるでしょう。


そういった面で考えると(売り込みみたいになっていますが、そういう無理やりなつもりはございません)

・売却したいものはその場で査定してくれて、現金化が可能

⇒売却できた品物の金額を、遺品整理にかかった作業代金から引いてくれる業者が多いです。

・ゴミの分別も行ってくれて、最終的に処分する業者手配も必要がない

・大型の粗大ゴミもそのまま持って行ってもらえる


と、金額に見合ったメリットが受けられます。


「タイム イズ マネー」(かっこよく言いました)と叫ばれる現代だからこそ、「手間と時間を買う」感覚は、決して汚い話ではなく、重要なものではないでしょうか。



②大型家具・粗大ゴミの処分に手間がかからない


相続不動産

←フリー画像が上手く見つからず、遺品整理の印象とは程遠い家具のイメージになってしまいましたことを、ひとまずお詫び申し上げます。


家の中を片付けるのに、必ず考える必要が出てくるのが「家具」「家電」をどうするか、という部分です。


処分しよう!と言っても、家の外へ運び出さないといけない、処分場を探さないといけない、場合によっては軽トラックなどで自分で持ち込まないといけない、といった問題が発生します。


運び出すにも、大型のタンスやソファーやベッドなど、一人ではとても持ちきれないものもあるでしょう。

(私も初めての遺品整理業務を経験したとき、家具を持てずにとても恥ずかしい思いをしたものです。。。)


じゃあそのために、3~4人でやろう!と言っても、①で紹介した「時間」を合わせないといけない、遠方からの参加だと移動にも手間がかかる・・・など、また新たな問題が生まれます。

普段、決して重い物を運んだりする仕事ではない方が、「この時間までに運び出さないといけない」と焦って腰を痛めたりすると最悪です。翌日からの仕事にも影響が出てしまったり・・・。


その点、業者であれば事前に「どれぐらいの物量があるか?」を確認した上で必要な人数、トラックのサイズを手配しますので、全てが迅速に進みます。


後は作業するのを見届けるだけなので、安心して当日を迎えられます。



とても×10 個人的な気持ちになりますが、私はそんなにパワーキャラではないので、このメリットが一番助かりますね・・・(ちょっとは鍛えろ)。



③遺品の供養もそのままお任せできる


仏壇供養

仏壇や神具など・・・

「これ、このまま捨てるとまずいよな?」って遺品もあります。


粗大ゴミとして、仏壇が出されているのを見たよ!って方はなかなか居ないと思いますが、こういったものの場合、供養をして処分するのが一般的な考えです。


しかし、これを個人でやろうとなると、供養してくれる所を調べて、日時調整して、家にお越し頂くか持ち込むか・・・と、また考える事が非常に増えてきます。


昨今の遺品整理業者は、こういった物品の供養も全て合わせてやってくれるケースがほとんどです。

事前に申し出ておけば、供養も含めて当日に手配をしてもらえますので、お寺や神社に依頼する必要も省かれます。


今までお世話になったご先祖様、雑に捨てるわけにはいかないでしょうから、これは必ず必要なことですね・・・!



④心の不安も和らげてもらえる


心の不安

冒頭でも少し触れましたが、遺品整理の作業が発生しているということは、「身内のどなたかが亡くなった」ということ。

決して、普段の心身状態を保っていられない方も、もちろんいらっしゃるでしょう。


亡くなった方の部屋で、黙々と遺品の整理、仕分けを行う・・・

文字にすると簡単ではありますが、実際にその現場を想像すると、「思い出の品物」の数々に、心が動かされてしまう事が予想されます。


必ずやらないといけない事ではあるのですが、なかなか淡々と進めることなんて出来ず、時には泣き出してしまうことも・・・


こういった不安から逃れるためにも、一旦業者に依頼して、まずは作業そのものを終わらせるのも、大切な選択肢になります。


遺品整理の業者は、当然ながらその道のプロです。

依頼者が悲しみに暮れ、言葉にならないような状況でも、優しく声をかけて滞りなく作業を終えられるよう、心身のケアも行ってくれるでしょう。



⑤家族間の相続トラブルを防止できる


相続トラブル

遺品整理が終わってからも、ご家庭によっては「相続手続き」「空き家となってしまう住居の売却」「生前に持っていた土地や畑などの処分」

といったものに追われるケースも存在します。


また、昨今では「デジタル遺品」と呼ばれる、「デジタル機器に保存されたデータ」「インターネット上の登録情報」なども存在し、その対応の相談先も求められるようになっています。


遺品整理業者が増加している時代だからこそ、「ただお家をお片付けしますよ」というサービスに終わらず、相続相談や、処分に困るものの相談先を紹介してくれるような業者も増えてきています。


遺品整理が終わってすぐの状況で、すぐに弁護士や司法書士を探して依頼するのも大変なお話。

また、残された遺品の中に高額な品物や固定資産があった場合で、遺書もなく・・・といった際にご家族同士で揉めあいになるのも絶対に避けたいものです。


こういったケースの際に、ご相談が可能な窓口を紹介してくれるのは、重要なメリットと言えるでしょう。

遺品整理を依頼する前に、こういったケースが想定される場合には、事前に「弁護士と繋がっているか」を確認しておくのも一つの手です。



◆最後に・・・


今回、「遺品整理を依頼するメリットとは?」ということで、記事を書き綴って参りました。


簡単に「遺品整理をしないといけない」と言っても、その工程にかかる大変さは、当日までわからなかったりするものです。

実際に作業をスタートしてから、「あ!ゴミ処分の業者を手配していなかった!」といったお話では、どんどん手間だけが蓄積されてしまいます。


故人の気持ちを想って、確実に丁寧に進めたいものだからこそ、信頼できる業者に依頼するのも選択のうちです。


中には、今回掲載したようなメリットが感じられない、むしろデメリットでは?と思わせるような悪質業者が存在するのもまた事実です。


冒頭で述べた通り、ご家族の置かれた状況によって、「今後どう対処すべきか?」は異なってきますので、あくまでも選択肢の参考にして頂き、実際にその状況に置かれたらご家族の総意でご判断頂くのが一番だと思います。


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【ハッシュタグ】




カテゴリー
bottom of page