こんにちは!
「天空のおくりびとNET」担当のKです。
今回は、「天空のおくりびとNET」の本文である「遺品整理」について少し触れていきましょう。
昨今、少子高齢化がどんどん進む日本。どの地域においても、高齢化の波には逆らえず、遺品整理や生前整理といった事を考えざるを得ない機会も、過去に比べると増加してきていると言えます。
最近では、映画やドラマで遺品整理をやっている光景を見かけることも出てきましたが、実際にその現実に直面すると、ご不幸ごとの悲しみもあり、なかなかじっくりと考えられないのも現実ではないでしょうか。
ドラマや映画などのフィクション作品。当然ながら、よく作られているもので、こういった映像を見ていると、「別に業者に頼まなくても、自分たちでこれぐらいなら出来るんじゃないか?」という疑問も生まれます。
もちろん、そういった考えを否定するつもりはございませんし、最終的にどのようにして対応をするかは、ご家族で決めるのが一番だとも私は考えています。
じゃあ、何故今回このようなタイトルで記事を書き綴っているかというと・・・「遺品整理を業者に頼むメリット」が、あまり知られていないんじゃないか?という疑問が私の中でよぎったからです。
先ほども書きましたが、実際にそういった場面に直面すると、どうしようかという意見がなかなか定まらないものです。
そういった皆様に、少しでも「選択肢の幅」「選ぶ理由」を広げて頂ければと思います。
①時間によるメリット
遺品整理を一軒分やろうとなると、多大なる時間がかかります。
年末など、大掃除で「思ったより時間がかかった・・・」なんて経験はないでしょうか?
限られた場所の片付けや掃除でも非常に時間がかかるのに、家一軒分まるまる片付けとなると、想像するだけで・・・という話です・・・!
一口に「遺品整理」と言っても、やることを挙げていくと
・残す遺品の分別
・売却する遺品の対処
・処分するゴミの分別、処理
・家具や家電など、大型ゴミの処理
これだけの工程が必要になります。
売却する遺品に関しては、自分でリサイクルショップに持ち込んだり、出張買取を申し込んだり、メルカリ等のフリマアプリで出品したり・・・
様々なケースが考えられますが、どれも手間と時間がかかるのが現実です。
(元リサイクルショップ店員としては、どんどん買取お持ち込みをして業界活性化を促進したいものですが・・・)
ゴミの処分に関しては、売却以上に手間がかかるのが避けられません。
可燃ごみ?ペットボトル?ビン?プラスチック?金属?
はたまた粗大ゴミ?と、1つ1つを仕分けしながら片付けを進めるのは、本当に大変な作業になるでしょう。
そういった面で考えると(売り込みみたいになっていますが、そういう無理やりなつもりはございません)、
・売却したいものはその場で査定してくれて、現金化が可能
⇒売却できた品物の金額を、遺品整理にかかった作業代金から引いてくれる業者が多いです。
・ゴミの分別も行ってくれて、最終的に処分する業者手配も必要がない
・大型の粗大ゴミもそのまま持って行ってもらえる
と、金額に見合ったメリットが受けられます。
「タイム イズ マネー」(かっこよく言いました)と叫ばれる現代だからこそ、「手間と時間を買う」感覚は、決して汚い話ではなく、重要なものではないでしょうか。
②大型家具・粗大ゴミの処分に手間がかからない
←フリー画像が上手く見つからず、遺品整理の印象とは程遠い家具のイメージになってしまいましたことを、ひとまずお詫び申し上げます。
家の中を片付けるのに、必ず考える必要が出てくるのが「家具」「家電」をどうするか、という部分です。
処分しよう!と言っても、家の外へ運び出さないといけない、処分場を探さないといけない、場合によっては軽トラックなどで自分で持ち込まないといけない、といった問題が発生します。
運び出すにも、大型のタンスやソファーやベッドなど、一人ではとても持ちきれないものもあるでしょう。
(私も初めての遺品整理業務を経験したとき、家具を持てずにとても恥ずかしい思いをしたものです。。。)
じゃあそのために、3~4人でやろう!と言っても、①で紹介した「時間」を合わせないといけない、遠方からの参加だと移動にも手間がかかる・・・など、また新たな問題が生まれます。
普段、決して重い物を運んだりする仕事ではない方が、「この時間までに運び出さないといけない」と焦って腰を痛めたりすると最悪です。翌日からの仕事にも影響が出てしまったり・・・。
その点、業者であれば事前に「どれぐらいの物量があるか?」を確認した上で必要な人数、トラックのサイズを手配しますので、全てが迅速に進みます。
後は作業するのを見届けるだけなので、安心して当日を迎えられます。
とても×10 個人的な気持ちになりますが、私はそんなにパワーキャラではないので、このメリットが一番助かりますね・・・(ちょっとは鍛えろ)。
③遺品の供養もそのままお任せできる
仏壇や神具など・・・
「これ、このまま捨てるとまずいよな?」って遺品もあります。
粗大ゴミとして、仏壇が出されているのを見たよ!って方はなかなか居ないと思いますが、こういったものの場合、供養をして処分するのが一般的な考えです。
しかし、これを個人でやろうとなると、供養してくれる所を調べて、日時調整して、家にお越し頂くか持ち込むか・・・と、また考える事が非常に増えてきます。
昨今の遺品整理業者は、こういった物品の供養も全て合わせてやってくれるケースがほとんどです。
事前に申し出ておけば、供養も含めて当日に手配をしてもらえますので、お寺や神社に依頼する必要も省かれます。
今までお世話になったご先祖様、雑に捨てるわけにはいかないでしょうから、これは必ず必要なことですね・・・!
④心の不安も和らげてもらえる
冒頭でも少し触れましたが、遺品整理の作業が発生しているということは、「身内のどなたかが亡くなった」ということ。
決して、普段の心身状態を保っていられない方も、もちろんいらっしゃるでしょう。
亡くなった方の部屋で、黙々と遺品の整理、仕分けを行う・・・
文字にすると簡単ではありますが、実際にその現場を想像すると、「思い出の品物」の数々に、心が動かされてしまう事が予想されます。
必ずやらないといけない事ではあるのですが、なかなか淡々と進めることなんて出来ず、時には泣き出してしまうことも・・・
こういった不安から逃れるためにも、一旦業者に依頼して、まずは作業そのものを終わらせるのも、大切な選択肢になります。
遺品整理の業者は、当然ながらその道のプロです。
依頼者が悲しみに暮れ、言葉にならないような状況でも、優しく声をかけて滞りなく作業を終えられるよう、心身のケアも行ってくれるでしょう。
⑤家族間の相続トラブルを防止できる
遺品整理が終わってからも、ご家庭によっては「相続手続き」「空き家となってしまう住居の売却」「生前に持っていた土地や畑などの処分」
といったものに追われるケースも存在します。
また、昨今では「デジタル遺品」と呼ばれる、「デジタル機器に保存されたデータ」「インターネット上の登録情報」なども存在し、その対応の相談先も求められるようになっています。
遺品整理業者が増加している時代だからこそ、「ただお家をお片付けしますよ」というサービスに終わらず、相続相談や、処分に困るものの相談先を紹介してくれるような業者も増えてきています。
遺品整理が終わってすぐの状況で、すぐに弁護士や司法書士を探して依頼するのも大変なお話。
また、残された遺品の中に高額な品物や固定資産があった場合で、遺書もなく・・・といった際にご家族同士で揉めあいになるのも絶対に避けたいものです。
こういったケースの際に、ご相談が可能な窓口を紹介してくれるのは、重要なメリットと言えるでしょう。
遺品整理を依頼する前に、こういったケースが想定される場合には、事前に「弁護士と繋がっているか」を確認しておくのも一つの手です。
◆最後に・・・
今回、「遺品整理を依頼するメリットとは?」ということで、記事を書き綴って参りました。
簡単に「遺品整理をしないといけない」と言っても、その工程にかかる大変さは、当日までわからなかったりするものです。
実際に作業をスタートしてから、「あ!ゴミ処分の業者を手配していなかった!」といったお話では、どんどん手間だけが蓄積されてしまいます。
故人の気持ちを想って、確実に丁寧に進めたいものだからこそ、信頼できる業者に依頼するのも選択のうちです。
中には、今回掲載したようなメリットが感じられない、むしろデメリットでは?と思わせるような悪質業者が存在するのもまた事実です。
冒頭で述べた通り、ご家族の置かれた状況によって、「今後どう対処すべきか?」は異なってきますので、あくまでも選択肢の参考にして頂き、実際にその状況に置かれたらご家族の総意でご判断頂くのが一番だと思います。
以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。
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