こんにちは!
「天空のおくりびとNET」担当のKです。
前回までの挨拶・前置きは終了致しまして、本日より本格的に記事の更新を行っていきたいと思います(ここに絵文字入れようとしたら、このブログ絵文字がありませんでした。あれば良いのに・・・)。
さて、実質的な第1回目となる今回は、リサイクルショップで働くメリットとは?というテーマに、リサイクルショップの裏側を少し出していきましょう!
リサイクルショップに「まだ人生で一度も行った事ないわ~」って方も、最近ではかなり減ってきたんじゃないでしょうか?
それぐらい、「中古の商品」を売買するのに抵抗の少ない方が、10数年前と比較すると増えてきた印象を受けています。
その背景として、今では当たり前になった「ヤフオク」や「メルカリ」など、オークションサイトやフリマアプリといったネットの発展とともに広がってきたツールも背景としては考えられるでしょう。
一口に「リサイクルショップ」と言ってもその業態は数多あり、
駅前などでチェーン展開しているハイブランドや貴金属の専門店、
繫華街に多い、貸しビルを用いて出店している、カードゲームの専門店、
郊外型で店舗面積の非常に広い、総合リサイクルショップ、などなど・・・
店舗を展開する企業の方針によって、得意とするジャンルやターゲットとなる客層は様々です。
さて、私Kはというと、18歳の頃からおよそ10年間に渡り、上記の中では3つ目にあたる「郊外型の総合リサイクルショップ」で勤務していました。
まさか当時、そんなに長い間に渡ってこの業種に携わるとは夢にも思っていませんでしたが・・・!
そもそも、ここで働きたいと思ったきっかけは、「楽器に関わる仕事がしてみたい」という発想でした。
当時、大学に進学せずバンドマンとして夢を見ていたKは、楽器屋でバイトがしたい!と思っていましたが、何分大阪の田舎町で暮らしていた関係上、当時の移動手段である原付バイクで通える範囲の場所に楽器屋が全く無かったんですね(かわいそうに)。
↑↑↑ まさにこんな!こういうお店で働きたかったわけです。
そんな中、ちょっと家から距離のあるリサイクルショップにたまたま行った時に楽器のコーナーを見つけ、なんとなく頭に残っていました。
それから数か月が経ち・・・・
「おお!!!あのリサイクルショップの系列店が、家の近くに出来てるじゃないか!!」
「しかも、アルバイト募集中!!これは行くしかない!!」
その場で、応募の電話をしましたよ。
そして、次の日面接、めちゃくちゃ人が足りていなかったのか、その場で採用されました(展開が早くてGOOD!)。
そして、勤務初日を迎えるのですが、ここでまさかまさかの大事件!!
「楽器コーナー、無いやん。。。。。」
そう、同じ系列の店舗と言えども、すべてが全く同じジャンルの商品展開では無かったわけです(店内見てから応募しろよって話ですね)。
それから、何度も辞めようと心が折れそうになりつつ、10年という時が経過していったのです(当時はお金も無かったし、辞めたら困りますしね・・・)。
さて、ここでようやく(やっとですか)本題に入っていくのですが、リサイクルショップで今働いている、もしくは過去に働いた事があるって皆様も、入りとしては僕と同じようなもんだと思うのですよ(勝手な決めつけすみません)。
自分にとって好きなジャンル、拘りのあるジャンルがあって、それに触れて働きたい!好きなものに囲まれて働きたい!という気持ちから入っていくことが最も多いのではないかと思います。
実際、私が勤務していた頃、アルバイト募集の求人告知にも「好きなものに囲まれて働ける職場です!」
みたいなキャッチフレーズを入れていました。
さあ、そんなわけでアルバイトを開始するきっかけはどうあれ、リサイクルショップの店員になると、他ではなかなか味わえない経験や、「働いていて良かった」と思えるメリットに巡り合えます。
本日はそういったお話を、いくつかご紹介していきます!
①様々な商品の知識や価格感が身につく
先ほど、「自分の好きなものに~~」といったお話をしましたが、もちろんそのジャンルの専門店でも選ばない限り、自分にとって興味のない商品も触れることになります。
ただし、自分の好きなものというのは誰しも、能動的に知識を増やしていくと思いますが、リサイクルショップとなると、「こんなの興味ありません」では済まされません。
自分が望んでいなくても、毎日のように店舗をご利用されるお客様から買取という形で、様々なジャンルの品物が持ち込まれてくるわけです。
最初は戸惑いもあるかも知れませんが、人というのは慣れるものです。
全然興味のなかったジャンルでも、なんとなく知識がついてきて、話のできる幅が広がります(話せる幅が広がるのはガチです。人間関係にも繋がるメリットですね)!
②趣味が増える、好きなものの幅が広がる
これは①の内容に酷似している部分はあるのですが、お店は決して1人で運営するものでは無い以上、他の人との関わりは少なからず発生します。
お店の店長、社員、アルバイトと・・・多くの人が携わり、その店舗に来られるお客様に満足して頂けるように日々の努力を重ねるわけです。
となると、従業員同士の会話は、決して避けて通れない道でしょう。
よっぽどのコミュ症とかならともかくですが・・・そんな人はまず接客業のスタッフとして採用されないと思いますので、皆様が「少なからず会話はできる」前提で話を進めます。
冒頭のちょっとした(?)余談でも触れた通り、リサイクルショップに働きに来る人は、大体何かしらの「興味の深いジャンル」を持っています。
それだけ多くの商品を扱っていながら。「店舗の隅から隅まで私の興味を惹く物は一切ございません!」なんて人がいたら、「なんで面接受けに来たん?」ってなりますからね。
1日に一緒に勤務するスタッフ同士、バックヤードで、または暇な時間帯のカウンターでもあるでしょう、
雑談、というものは必ず発生します。
また、お客様が買取でお持ち込みされた品物について、従業員同士の会話が発生することもしばしば。
そういった中で、「自分の知らない世界」のお話を聞くなんてことはザラにあり、中には「ちょっと自分も興味あるな」なんてことも出てきます。
実際、私も同僚から聞いた映画の話でDVDを購入してみたり、勤務後の会話に出てきたアーティストのCDを購入してみたり、そんな事はありました。
このように、自分が興味を惹かれるなんて思ってもいなかった・・・ようなジャンルに、気づけばズッポリはまっていた!なんて事もあるかも知れません。
ある意味、そういう意味では恋愛に似たところがあるかも知れません。すみません。書いてて意味わかりませんでした。
③視覚的センスが身に付く
リサイクルショップでも、普通の小売店と同様に、売場の棚に商品を陳列し、お客様へ訴求していくというのは特に変わりません。
ただ闇雲に商品を並べていても、「あれ?これ売れてないな?」なんてことはザラにあり、実際に商品が悪いのか、置き場所が悪いのか・・・
勤務歴を重ねていくと、商品の展開方法を考えていくような立場になってきます。
そうなると、自然とプライベートの買い物でも店舗のディスプレイに目がいくようにもなってきます。
よくあるのが、ゲーム屋などで見かける「新品のデモ放映を行っているモニター」や、「服売り場のマネキンコーディネート」などでしょうか。
お店によっては、店員の手書きPOPが展開されていたり、まさに正解の無い話であり、私自身も最も楽しんでいた部分です。
もちろん、お店の方針みたいなのはあるかと思いますが、そういった視覚に訴える展開の自由度が高いのも、リサイクルショップならではと言えるでしょう。
誰しも、「自分の陳列した商品が売れる」というのは嬉しいものですし、売るための努力やセンスを磨いていけるのも、一つの特徴ではないでしょうか。
④正社員~店長クラスになれる可能性もある
これはまさに私も経験したメリットですね。
私もそうなのですが、当時私がアルバイトとして勤務していた店舗や、その系列店舗含め、店長・社員はほぼ全員と言っていいぐらい、「アルバイトから入って正社員登用された」方でした。
なぜなのか?というと、答えはシンプルに一つになりますが、
「働いているうちに様々な商品の知識が身につく」
「せっかく知識の深い従業員を、会社として手放すのは惜しい」
という事ですね(2つありますけど・・・?)
働いているうちに店舗に貢献していき、会社から声をかけられるケースもありますし。そもそも求人に「正社員登用あり!」と記載されていて、今後の人生設計を踏まえて入社する・・・なんて方も居ます。
「アルバイトで終わらず、その先の人生における安定」も、決して全く無いわけではないと言えるでしょう。
⑤欲しいものが相場より安く買える!?(かも)
これは正直、書くかどうか迷ったのですが・・・、このブログの「洗いざらい話します」というスローガン(?)に反さないよう、書いてしまいます!
(どこかからお怒りのようなご意見とかが来たら消します)
リサイクルショップの商品というのは、一般の小売業で言うところの「業者から仕入れる」という入荷とはかなり異なります。
お客様から、いかに商品を買取させて頂き、売れる商品を増やしていくか・・・が鍵となるわけです。
大前提として、お店も「利益を出す」ために日々頑張っているわけです。
利益を生み出さなければ、従業員全員が食べていけませんので・・・。
そこで基本的な部分となるのが、「買取価格がお店の販売価格を上回ることは理論上あり得ない」という事です。
買取価格を下回る価格で販売すれば、売れば売るほどに赤字という意味のわからない状況に陥ってしまいますからね。
そこで、重要なのが買取価格にいくら上乗せして販売価格を設定するか?ということです。
極論ですが、1,000円で買取した品物を1,010円で売っても、10,000円で売っても、利益は確保できています(お店の家賃とか固定費はひとまず置いておきます。あくまでも「商品原価」のお話です)。
上の文章から考えるに、極端な話「買取価格を下回らなければ、いくらで販売してもダメージにはならない」という考え方が出来てしまいます。
この理論を用いた考え方で、「従業員割引制度」を投入しているお店も多いと思います。
※あくまでも私の経験に基づくお話であり、世の中の全てのお店に通じるケースでは無いことをご了承下さい。
例えば、上記のように1,000円で買取させて頂いた品物を、通常であれば5,000円で店頭に陳列します。
といったケースでも、従業員であれば3,000円で売ってあげるよ。なんて、一種の福利厚生みたいな事もあったりします。
もちろん、明らかに転売目的で買おうとしてるな、と思えるようなシチュエーションであれば、その希望は通らないと考えた方が良いですが。
「せっかく働いてくれて、お店の利益に貢献してくれている」スタッフに対し、少しでもの気持ちで、「欲しい商品なら多少のサービスは聞いてあげるよ」みたいなお話ですね。
お店と自分の関係性が良好なら、こういったメリットも受けられるかも知れません。
◆最後に・・・
今回、「リサイクルショップで働くメリット」ということで、記事を書き綴って参りました。
もっと他にも良い部分はありますが、それはまたの機会にどんどんお出ししていければと思います!
今回、記載した内容は、あくまでも私が経験してきたリサイクルショップの職場という観点からお話していきましたので、お店によっては異なる事もあるかと思います。
あくまでも、一例としてお読み頂ければ幸いです。
この世の中、リサイクル、リユースというエコの観点からいろいろな声が飛び交う時代になりました。
リサイクルショップを利用するハードルも幾分か下がってきています。
そんな中、「従業員募集」を謳うお店も常時存在することでしょう。
そういった求人を見かけ、「働いてみようかな?」と考える方は、ぜひ一度飛び込んでみて下さい!
きっと、楽しい商品との出会いが待っています。
以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。
※リサイクルショップに関する情報、他にも掲載しています!
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